父の工房

aiamdolly2010-08-21

家でぼんやりしていて、フと思う。



自宅で何かお店を経営している家というのも特殊だなぁ
と思うけど、
家の中に仕事場・アトリエ・工房がある家というのも
なかなかに珍しいのではないかなぁ、と。



時々、父の知り合いや専門家の人たちが
父の工房を見学したり、取材をしに来たりする。
八方美人の父は、仕事に集中できなくなるので
それを裏でとても嫌がる。



しかし私がフラフラとカメラを片手に仕事場に行っても
父は私を空気ほどにしか感じやしない。
パンツ一丁で仕事をする父を
容赦なくカメラにおさめられるというわけです。



小さい頃から見てきた当たり前の光景だけど
たまには撮ってみよう。



二階から庭を見下ろすと

晴れた日にはだいたいこうして、
染料やノリを乾かすために
作品たちが天日干しにされています。

室内の工房にも、いつも作品が吊られています。
しゃがんで移動するのが結構つらい。
扇風機3台がフル稼働して作品を乾かしておりました。



染料。

国内の数少ない染物職人の中で
「父にしか出せない朱色」
が存在するらしい。
なにそれ。カッチョイイじゃん。

あちこちに色々なものが転がっていてカオスです。
どこに何があるか
本人も把握していません。

庭の奥には大きな藍甕(あいがめ)があります。
藍染めの染料の藍汁がたくさん入っている大きな甕です。
私の名前の由来ですな。
チョコの前に飼っていたチップというウサギが
藍甕にダイブして見事に染まった事がありました。





キッチンからもいつも作品が見える。
ちなみに手前にだらしなくぶら下がっているのは

父のブリーフです。